県教組の方からいただいた原稿を転載します。2015年8月26日読了時間: 4分徳島事件・8/22支援集会の様子(転載)高松高裁での控訴審を一週間後に控え、裁判支援集会が香川社会福祉総合センターにおいて開催されました! 香川、徳島を中心に四国各地から集まって下さった100名ほどの参加者のみなさんで、会場は熱気に包まれました。なかには、子育て世代の若いお母さん方のお姿もあって、お子さんたちの笑...
kyotojiken-hate2015年4月20日読了時間: 5分概念図~「クライム」「スピーチ」の範囲の関係日本では、「ヘイト・スピーチ」「ヘイト・クライム」の定義が整理されず、 混乱したまま議論されている状況が続いてきました。 これが、京都第一初級学校襲撃事件が問いかけている いくつかの重要な問題提起に関心が払われない一つの要因となっています。...
kyotojiken-hate2014年9月20日読了時間: 10分再考: ヘイト「クライム」の定義と、関連論点の整理はじめに 先日来、国連CERD委員会の議論に触発されてヘイト「クライム」研究の空白についてブログにまとめてきた(CERD委員会での日本政府のごまかし)。もっとも、ブログ公開後、もう一度、これらの定義について出典をあたって確認してみたところ、私自身の理解も正確ではなかったよう...
~国連CERD委員質疑と政府答弁を読んで~2014年9月15日読了時間: 12分ヘイト「クライム」研究の空白が許した日本政府のごまかし1 はじめに 国連人種差別撤廃委員会による対日審査が20、21両日、スイス・ジュネーブで行われた。前田朗先生のブログで詳細な速報をしていただいている。 私が弁護団事務局を担当した朝鮮学校の事件について、各委員の質問・コメントと日本政府答弁を読んだ。すると、国連のユエン委...
「在特会」の控訴棄却 高裁判決の意義2014年8月11日読了時間: 7分大阪高裁判決 ~民族教育重視の姿勢、明快(朝鮮新報2014.8.11掲載) ■はじめに 先月の7月8日、大阪高等裁判所は、在特会らに対し控訴棄却の判決を言い渡しました。在特会側は、第一審判決以降、相変わらず「表現の自由」論に依拠してさまざまな主張を展開していましたが、大阪高裁は「いずれも」棄却するとのシンプルな判...
在特会・京都地裁判決に関連する雑感2014年1月20日読了時間: 8分ヘイト暴力のピラミッドに照らした分析ピラミッドのボトムアップ作用 右にヘイト暴力のピラミッド図(出典:Brian Levin, Anti-Defamation League)を示しました。 このピラミッドの図示は、アメリカの中学や高校などでよく用いられるものです。マイノリティに対する暴力行為というものが突発的...
法学館憲法研究所HP「今週の一言」バックナンバーより転載2013年11月18日読了時間: 8分在特会らに対する京都地裁判決の社会的意義1 京都地裁判決の概要 ~当然の帰結~ 京都地裁は10月7日、在特会らに対し、朝鮮学校周辺でヘイトスピーチ街宣を繰り返したことにつき、1200万円余りの賠償と街宣の禁止を命じました(判決全文)。 この判決については、在特会に高額の賠償を命じたことや人種差別撤廃条約を適用...
kyotojiken-hate2013年10月9日読了時間: 4分京都地裁判決を受けて振り返ってみると、オモニのみなさんの言葉の力に衝きうごかされ、弁護士も支援者も、 走りながら考えてきた、という裁判活動でした。 子どもさんを通わせる民族教育への想いとか、ここ京都朝鮮第一初級学校を舞台に 積み重ねられてきた在日の歴史の重みと豊かさのようなもの、そういう...