kyotojiken-hate2016年5月13日読了時間: 10分文科省3.29通知 ~「地域社会vs外野からの横槍」の視点から読み解く在特会に代表されるヘイトスピーチ街宣には、一つの特徴が見られる。 それは、地域に属さず利害はないはずの外部の人間たちが、突如、首をつっこんできて大騒ぎをすること。その結果、地域社会における長年の営みを破壊することである。...
Mネット No.186 / 2016.06月号・編集者の許可を得て転載2016年5月10日読了時間: 8分ヘイト規制議論の一歩先へヘイトスピーチ規制議論の一歩先へ ――①「クライム」対応の検討の必要性、②修復的アプローチの可能性―― はじめに 問いの立て方ひとつで、その後の思考が規定されることがある。 この間、「ヘイトスピーチ対策として、刑事規制の新設が必要ではないか」との問いが立てられて議論されてき...
kyotojiken-hate2016年5月1日読了時間: 7分「クライム」視点で、浮きぼりとなる連続性先日の4/5と4/26の国会審議を見た。私が弁護団で担当した京都事件判決と、つい先日の高松高裁判決(有田議員4/26質問)に言及されており、国会審議に大きな影響を及ぼしていることを実感した。しかし、この2つの判決で共通のテーマ「民族教育に対する迫害」という観点は、質問者から...
(パワポ作成協力: 同志社大法学部4回生(当時)・金泰樹さん)2016年3月15日読了時間: 4分5分間は笑っていられるんですが。。 京都事件の被害を受けた、学父母の一人が語るところによれば、彼女は、ヘイトスピーチの現場で街宣参加者らの言葉それ自体に恐怖を感じるわけではない、という。ヘイト街宣参加者らのあまりもの言葉の軽さに滑稽さすら感じ、最初の何分間かは笑っていられることもあった。...
事務所報「かもがわ」より転載2015年12月18日読了時間: 4分カナダ寄宿舎学校をめぐる集団訴訟カナダにおいて、近年、社会的注目を集めた集団訴訟が、公害や製造物責任などではなく、子どもたちの言語と文化の権利への侵害を対象にしていたと聞いて、みなさんは驚かれるでしょうか。その結果、ハーパー首相の二○○八年公式謝罪に至り、ニュースでも...
「在特会」の控訴棄却 高裁判決の意義2014年8月11日読了時間: 7分大阪高裁判決 ~民族教育重視の姿勢、明快(朝鮮新報2014.8.11掲載) ■はじめに 先月の7月8日、大阪高等裁判所は、在特会らに対し控訴棄却の判決を言い渡しました。在特会側は、第一審判決以降、相変わらず「表現の自由」論に依拠してさまざまな主張を展開していましたが、大阪高裁は「いずれも」棄却するとのシンプルな判...
法学館憲法研究所HP「今週の一言」バックナンバーより転載2013年11月18日読了時間: 8分在特会らに対する京都地裁判決の社会的意義1 京都地裁判決の概要 ~当然の帰結~ 京都地裁は10月7日、在特会らに対し、朝鮮学校周辺でヘイトスピーチ街宣を繰り返したことにつき、1200万円余りの賠償と街宣の禁止を命じました(判決全文)。 この判決については、在特会に高額の賠償を命じたことや人種差別撤廃条約を適用...
kyotojiken-hate2013年10月9日読了時間: 4分京都地裁判決を受けて振り返ってみると、オモニのみなさんの言葉の力に衝きうごかされ、弁護士も支援者も、 走りながら考えてきた、という裁判活動でした。 子どもさんを通わせる民族教育への想いとか、ここ京都朝鮮第一初級学校を舞台に 積み重ねられてきた在日の歴史の重みと豊かさのようなもの、そういう...